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ニューカーレポ-ト:アウディA6アバント


ニューカーレポ-ト:アウディA6アバント

◇3リットル・V6直噴スーパーチャージャー新搭載
従来モデルより乗り心地と走りが向上した

アウディのセールスは、日本、世界ともに快調である。セグメント内の位置づけも、たとえばドイツではA4やA6がクラストップの人気を誇る。“アウディ=プレミアム”というブランド性は、ボクたちが想像する以上にヨーロッパでは確固たる地位を築いてきたといえるだろう。

そんな中、欧州プレミアムEセグメントに属するA6がマイナーチェンジを実施した。100/200シリーズの流れをくむアッパーミドルサイズシリーズをA6(C6型)と呼ぶようになってから3世代目にあたる現行モデルは、05年にデビューしている。

現行A6のデザイン統括者は、フィアット・グループから移籍したウォルター・ダ・シルバ氏。日本人デザイナーの和田智氏がエクステリアを担当したことでも話題を呼んだ点はまだ記憶に新しい。

マイナーチェンジしたA6のフロントマスクは、LEDターンシグナルを組み込むヘッドランプと押し出しがきくシングルフレームグリル、そしてバン パー左右に大きく開いたエアベントが特徴。5.2リットル・V10ツインターボを積むRS6を彷彿させる迫力を放つ。ちなみに今回のマイナーチェンジを機 に、これまでアバントだけだったRS6にサルーンが加わった。

リア周辺はアバントよりセダンのイメージチェンジが著しい。A6はA4セダンと同様の最新デザインに変更された。ボク自身は、「新型は確かに派手 で、LEDも使って目立つようにはなったが、前期型の小型ランプのほうがシックな雰囲気だった」と思った。しかし、メーカーはエレガンスよりも存在感を重 視したのだろう。

インテリアの変更点は、スイッチ類にクローム処理を施した新デザインを採用し、インフォメーションディスプレイの解像度が向上した程度で、リア シートヘッドレストの形状変更が目立つくらい。といっても、ニューA6は新鮮味があり、高級感あふれる雰囲気を備えている。統一感あるマテリアル選びとカ ラーコーディネートは、新しいA6に高級モダンファニチャーのような印象を与えている。

メカニズムの注目ポイントは、新エンジンの3リットル・V6直噴スーパーチャージャーと、最新世代のクワトロシステム(フルタイム4WD)の採用 である。V6エンジンは、4.2リットル・V8と同等のトルク性能と、3.2リットル・V6を超える環境性能を誇る。クワトロシステムは、通常時に前後 40対60のトルク配分とした機構である。トランスミッションは、従来型同様に6速ティプトロニックATを組み合わせている。

新エンジンは、セダンの3.0TFSIで試した。まずはタウンユースの印象から報告しよう。硬い殻に包まれたような、独特のライドフィールは、最 新アウディの特徴で、それはそのまま継続された。あくまでも軽快に徹したステアリングフィールも同様である。ただし、フロントサスペンションの動きは軽や かになり、しなやかさを増した。“節度感のある走りと乗り心地のよさ”がともに向上した、と表現できる。これには、フロントダンパーの大径化が貢献してい るのだろう。

V8並みの性能を誇るだけあって、分厚いトルクに支えられた加速は“痛快”のひと言に尽きる。エンジンは、フィーリングそのものはスムーズで反応 がいい。「スーパーチャージャーは正解だった」と思えるし、このクルマのキャラクターにマッチしている。追越加速の心地よさもV8級である。

以前から得意科目だった高速クルージングにも磨きがかかった。80キロ前後ではステアリングフィールにやや軽々しい印象があるが、それを超えた領域では、路面に吸いつくようなクルージングを披露する。

http://mainichi.jp/enta/car/graph/pinup/1048/index.html

~クリスタルとアリサ

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